あどはど!大人の発達障害

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病院選びから日常生活まで、発達障害と戦うブログ。

【予約前の準備】発達障害の病院を予約してみた【大人の発達障害】(2021.9.8追記

あどはち(@ad8adhd)です⊂(^ω^)⊃ブーン

 

今回は、

大人の発達障害専門外来予約前の準備】

です。

※2021.9.8.『通院』と『転院』に関して追記しました

 

 

予約する前に!

  1. 「困っていることリストの作成」
  2. 「予定を入れない」

以上の2つが重要になります。

「予約が取れなかった…」という結果にならないためにも!入念に準備をしておきましょう。

 

困っていることリスト

予約日までに今困っていることを書き出しておきましょう。99%質問されます。

「今何にどれくらい困っているか」診断にも影響大

質問時に上手く伝えられないと発達障害の可能性が低い」と思われます。

最悪、予約を断られるかも…。

 

箇条書きでOK!

紙でもスマホでもパソコンでも。

予約時に確認できれば何でも良いです!

 

時間に余裕があれば3つに分けると◎。

  1. 生活関係
  2. 仕事関係
  3. 人間関係

限られた時間で無駄なく伝えるのに役立ちます。

 

「困っているけど文章にするのが難しい…」という方。「困っていること」を下2つに変えてみて下さい。

  • 苦手なこと
  • どうしても出来ないこと

(質疑応答のない専門外来も、もちろんあるかもしれませんが)

 

予定を入れない

「自分がいないと絶対に成立しない」予定や仕事を入れないように。

  • 会議が押して受付時間から大幅に遅れた結果、予約がいっぱいに…
  • 半分ほど話してから、お迎えの時間に気づいた!通話を中断したのでキャンセル扱いに…

みたいなコトをさけるためです。

 

  • 「予定を入れないなんてムリ!」
  • 「自分の代わりはいない!」

という方も多いでしょう。仕事・育児・介護などは毎日ありますから。そのとおり。あなたの代わりを100%できる人はいません。

 

でも発達障害か知りたいなら、なんとしてでも時間を作ってください。

 

事前相談がカギ

とはいっても面倒は避けたいですよね。

  • 自分が罪悪感を抱かない
  • 周りの不満を最小限にする

上2つをクリアできる状況にします。

 

「事前に言ってたし、しかたない!」と考えられる状況です。(自分と周りが)

状況作りには事前相談が欠かせません。

 

相談先

  • 仕事…上司・同僚
  • 育児・介護…家族・知人・外部サービス

 

  • 途中で抜ける
  • 誰かに代わって貰う
  • いっそ休む!

以上のことができないか相談してください。病院を理由にゴリ押ししましょう。

 

予約後は相談者・協力者へ笑顔でお礼を。今後の人間関係がこじれにくいです。

 

電話はつながらない!?

何度電話してもつながらないことが多いです。

あどはちも15分ほどつながりませんでした

 

しかもつながったとて速攻終わりません。質疑応答注意説明があります。

「●月●日に診察で!(ガチャ)」なんて幻想です。

 

あどはちは20分くらいの通話でした。

が、30分以上の方もいるようです。

1人あたりの通話時間を15分としても、何人ぶん繋がらないか分かりません

 

ついに予約完了!

  • 電話の内容
  • 初診日
  • 検査の日数

以上について触れていきます。

 

電話の内容

記憶に残っているのがコチラ。

  1. 精神疾患の既往歴
  2. 精神科・心療内科の通院歴
  3. 乳幼児〜児童期の資料の有無
  4. 養育者の同伴は可能か
  5. 現在困っている事(具体的に)
  6. 当日のタイムスケジュール

 

あどはちは家族とほぼ絶縁状態。

3.と4.は絶望的でした。(しかし何故か予約が取れる)

精神科に通院中だったからかもしれません。

 

養育者の同伴に関しては食い下がられました。

「同伴せず通話での参加も無理そう?(汗)」てな感じで。

幼い頃の様子の重要性を強く感じましたね…。

 

今困っていることに関してはかなり詳しく聞かれました。

  • 「例えば?」
  • 「他には?」
  • 「誰と?」
  • 「どんなとき?」

など。

資料や養育者から知るのが望み薄だったからでしょうか。

 

初診日は?

だいたい、予約日の半月〜1ヶ月が多いようです。

 

あどはちの場合、6月はじめ予約の電話を入れ、7月中旬初診日という感じでした。

「予約した月の翌月」っていうパターンですね。

 

初診日が都合悪いor行けるか不明の場合は、残念ながらキャンセル

翌月に予約を取り直す…という感じでした。

(もちろん例外はありますので、病院へ確認して下さい。)

 

検査はほぼ複数回

検査は複数回多いです。1回で終わるはごくわずか

 

予約の電話や病院ホームページで説明はあると思いますが、気になる方は聞いておきましょう。

 

複数回の病院

1回あたり2〜4時間。

多くの場合3〜5回行われます。

病院ごとに検査の数や種類・問診内容が異なります。そのため時間・回数共に幅が大きいです。

 

1回で終わる病院

朝から夕方まで丸一日かかります。

診療時間の最初から最後までですね。

あどはちが行った病院は8:30開始17:30終了でした。 

もし問診や検診が1日で終了しなかった場合、別日に通院することになります。

 

【補足】あどはちの場合

あどはちが行った専門外来は初診日で全て終えるタイプでした。

 

  • 以前、心理検査を受けていた
  • 確定診断がおりていなかった

上みたいな状況だったため追加検査と問診のみ。半日で終わりました

 

 

通院中の場合【追記】

専門外来で検査を受けたい方の中には、他の精神科・心療内科に通院中の方もいると思います。

検査を受けるにあたって重要なのが転院について。

  • 転院が必須
  • 転院の受け入れ不可

2つのパターンに分かれるので注意です。

あなたの希望と合えばどちらでもOK

予約時に忘れず確認しましょう。

 

転院が必須

転院しなければ検査を受けられません。

検査後は、検査した病院と同じ病院へ通院します。

治療中の持病や障害に対応できるか確認しておきましょう。

 

転院後、前の病院へ戻るには紹介状が必要です。

 

転院の受け入れ不可

検査のみ実施します。

検査後も、現在通院中の病院へ通院します。

いわゆるセカンドオピニオンですね。

通院中の病院へ検査結果を提出する形になります。

 

【補足】99%断られる

  • 転院必須だが遠過ぎて通えない」
  • 通院したい病院検査のみ

という場合、ダメ元で相談してみるのもアリです。

が、前者も後者も「他院の検討を…」断られることがほとんどです。

 

専門外来は「いつでも・速く・簡単に」予約が取れる訳ではありません

第一希望の病院に断られたら、どんどん次へいきましょう。

 

転院の影響は大きい【追記】

転院の影響を受けるのは3つ。

  1. 通院
  2. 担当医
  3. 治療内容

重要度の高い順にならんでいます。

病院選びの参考にして下さい。

 

①通院

金銭・時間・体力・精神面における負担はできる限り少なく。

 

発達障害と上手く付き合っていくには、通院の継続が非常に重要

通院がイヤになるとかなり厄介です。

 

ADHDの特性があると少しの負担が面倒臭い。そして面倒臭いを感じると、サボりがち・後回しにしがちです。

 

継続して通院するなら、家や職場から近い病院に越したことはありません。

検査のみなら旅行気分で遠方まで足を運ぶのもアリでしょう。

 

②担当医

『この人無理!』がなければOK。

専門知識の高さ・相性・療法が100%バッチリ合うなんてことはありえないからです。

 

担当医の変更で変わる可能性があるものも。

  • 薬の数や種類
  • カウンセリングの回数
  • 治療方針

以上3つを頭に入れておきましょう。

 

全てにおいて「変われば/変わらなければ、良くなる/悪くなる」ということはありません

 

③診療の内容

基本的な診療に加えて、大人の発達障害専門プログラムを扱っている病院もあります。

 

基本的な診療「医師(臨床心理士)と患者」の「1対1」がメインですよね。

 

専門プログラム「複数人」がメイン

  • 同じ悩みを待つ発達障害
  • パートナー・養育者

など、参加者は様々です。

 

他院に通院しながら専門プログラムだけ参加できる病院もわずかにあります。

通院や担当医で決め手に欠けるときは参考にして下さい。

 

 

まとめ

成人の方の多くは、仕事・育児・介護などで時間を作るのが難しいと思います。

でも、何かを棒に振ってでも時間を作って欲しいです。

 

発達障害の診断(グレーゾーンも含む)が遅れるとウツになる可能性も捨てきれません

ウツになったあと行動するのは、想像以上に大変です。

 

ウツになってから発達障害の確定診断がおり、社会復帰できていないあどはちが言うんですから!間違いないです!(笑)

 

あなたの命と大金以外で棒に振れそうなものがあるなら、ガンガン振って下さい。そして検査の時間を作って欲しいなと思います。

 

心理検査を受けた時の話

adhdlh.hatenadiary.com

 

 

発達障害は治るものではありません。が、説明を少しでもわかりやすくするため、あえて「治療」というワードを使用しております。

*専門外来の受診は2019年当時の情報になります。

以上、ご了承ください。