ASDと診断されたワタシの特徴【大人の発達障害】
あどはち(@ad8adhd)です⊂(^ω^)⊃ブーン
大人になってからASDと診断されたあどはち。
実際どんなASDの特徴があったのか?
あどはちのASDのタイプを踏まえて紹介します。
ASDのタイプ
皆さんご存知のとおり、ASDはこの2つが苦手。
- コミュニケーション
- 変化・あいまいさへの対応
苦手の現れ方はASDのタイプによって違います。タイプは主に4つ。
周りと関わらず1人でいるタイプ。乳幼児期で終わることが多いです。
自分を殺して自分を守るタイプ。
子供の頃は気づかれにくいです。(問題行動が少なく育てやすいため。)
本人が知らない間にトラブルに巻き込まれていることも。
回避ではなく突き進むタイプ。何事もあけすけ・赤裸々に。
力でねじ伏せるタイプ。力とは暴力・学力・権力・金銭力など様々。リーダーシップが高いと言われる方も。
特定の環境でのみ尊大型になる場合もあります。(一家の大黒柱・職場で上の立場など)
- 1つだけ当てはまる方
- 全て当てはまる方
苦手の現れ方は千差万別です。
ASDの特徴
あどはちのASDの特徴を3つにわけてご紹介。
- 感覚過敏・鈍麻
- 完璧主義・こだわり
- コミュニケーション能力
ちなみにあどはちは積極奇異タイプです。(学校・職場で一時、尊大型)
特徴を見るときの参考にして下さい。
感覚過敏・鈍麻
まずは感覚過敏と感覚鈍麻の説明から。
あどはちは元々感覚過敏は酷くなかったです。(生活に支障が少なかった)
しかしウツになってから悪化しました。
味覚が鋭い
子供の頃から味覚の反応が強いです。
まず下3つの味が苦手です。
- 酸っぱい・苦い・甘すぎる
柑橘系も酢もムリ。チョコも酸味があると食べられません。
薬を飲むときは「おくすり飲めたね(薬を飲むためのゼリー)」が必須。(錠剤・粉末問わず、ないと飲めない)
コカ・コーラ(赤)とコカ・コーラ0(黒)の違いもすぐわかります。
そして、めちゃくちゃ薄味です。
コンビニのご飯や惣菜・冷凍食品は水が最低1Lないと食べられません。
作った料理は「味がしない」「薄過ぎる」と酷評されます。
塩味が強いと口の中がピリピリ・ジンジンしませんか?痛いというか…
まぶしい・くさい
他の人が気にならないニオイ・光が気になります。
臭いは吐き気をもよおすことも。無臭がベストです。
光は常に暗め。(携帯・パソコン・家)
特に運転中がめちゃくちゃ怖いです。
まぶしくて目をつぶってしまうので…。対向車のライトは自分ではどうにもできません。
急ブレーキを踏んだり、対向車線にはみ出たり…。クラクション鳴らされまくり。
眼科に行きましたが、視覚過敏の診断はおりず。異常ナシ。
外出時は日傘・サングラスでカバー。
めちゃくちゃ痛い
お医者さんいわく、人より痛覚が敏感みたいです。痛いと唸って叫びます。
など…。
麻酔で痛がり過ぎて、医者と看護師に怒られました。
逆に舌の痛覚は鈍感。(ウツになってからは×)
辛いモノも結構好きでした。(蒙古タンメン中本の北極ラーメン、レトルトカレーLEEの20倍など)
うどん屋に行って素うどんを頼んだのに「坦々麺頼んだ?」と聞かれることも。
苦手な食感・感触
まずは食感。
柔らかい・独特の食感はNG。
口に入れても吐き出します。
アレルギーとかじゃなく食感がダメ。
何でも硬めがすきです。
カップ麺は基本1,2分でオープン。
おかゆや雑炊くらいまで行くと平気ですが…。
次は感触。
肌が荒れる・かゆくなる。同じ素材でも縫製の仕方によって、症状が出たり出なかったりします。
布団や枕が変わると寝られなくなることも。
食材だと片栗粉が苦手。[黒板消しに爪を立てた時に鳴る音]を聞いた時と同じくらい、触るのがイヤです。
手がキュピピピ!ビキビキキ…ゾワッ…ウギィ!ってなります。豆大福は袋から出さずに口へ。
今の時期はマスクがかゆいですね…。化粧も極力したくないです。皮膚が窒息してる気分…。
音がうるさい・痛い
大きい音・急に鳴る音が苦手。
めちゃくちゃビビりますし、ずっと聞いていると体調が悪化します。
寝る時は小さい音も気になって眠れないです。(秒針が動く音・雨・風)
子供の頃は酷くありませんでしたが、ウツになってから悪化。
家の中でも外でも防音対策しないと生きていけません。
(注:パリピ批判ではありません)
防音のために下2つが必須。ないと調子が悪くなります。(吐き気・イライラ・パニック)
- デジタル耳栓
- ヘッドホン
どちらもノイズキャンセリング付きでコードなし。
コードがついてると、服や髪の毛にこすれたときや強風の日に悲惨。
めちゃくちゃ大きい音が耳の中に響くんですよね…
特に苦手な音は、聞いた瞬間「痛い!」って叫びます。(車の扉の開閉音)
耳鼻科にも行きましたが、聴覚過敏の診断はおりず。異常ナシでした。
温度・湿度など
音・臭い・光・感触以外の理由でも、体調が悪くなりやすいです。
吐き気・息苦しさ・微熱・倦怠感など。主に自律神経がやられます。
いつのまにかしんどくなって、後から原因に気づきます。
寒さ・乾燥は何とかなるんですが…。
体調不良に気づけない
体調が悪くてもわかりません。(他人より敏感なハズなのに)
イライラしたり悲しくなったり…機嫌が悪くなってから気づくことがほとんど。
そして、気づいたときには既に手遅れ。
また、無意識に我慢してしまうことも。周りからチクチク言われることも多かったので…。
なかなか理解してもらえませんでした。
完璧主義・こだわり
とにかく変なところで完璧主義。こだわりが強いです。
仕事も人間関係もなんでも常に白黒思考。
- やるなら絶対成功したい
- 失敗するならやらない
選択肢は100か0しかありません。
失敗したくないので、事前にめちゃくちゃ調べます。
買い物・道順・掃除なんでも。(ADHDの衝動性に打ち勝った時だけ)
ルールを守る
車の運転・仕事など、ルールを守らないと気がすまない。
ルールを守ってない人間を見るとイライラ。相手が誰であれ注意することもありました。
↓こんなことは脳みそが拒否反応を起こします。
- ルールを破る
- ズルをする
- 見て見ぬフリをする
「うわぁぁぁぁ!!!」と頭を抱えたりブンブン振ったり大忙し。
柔軟性がないと言われることもたくさん。
- 『じゃあルールなんか作るな』
- 『ルールを守れと指示を出すな』
こんな感じで言い返してましたけど…。(発達障害じゃなくて若気の至りなら良かったのに)
やると決めたら何事も常に全力。120%の力でやりきります。
下のようなことを周りから言われてきました。
- 常に全力だと何かあったとき困る
- 60〜80%でやる方が疲れない
頭ではわかってます。でもできません。
サボってるみたい・中途半端でイヤなんです。
要領よくやる・手を抜くのが本当に苦手。
全力じゃないと周りに追いつけないのもありますが…。
料理はレシピ必須
料理はレシピがないとムリです。目分量で作れません。
目分量で作ってまずくなるのが嫌。
苦手な料理にわざわざ時間・労力を割いたのに…時間のムダだった…ってなります。
味見すれば良い話なんですが…。
- 何を入れるか?
- 何を入れないか?
味見してもわからないんですよね。
調味料のおいしい組み合わせ(バターと醤油など)は覚えられます。
でもベストな割合や分量って料理によって変わるじゃないですか。
毎回使う量が違う・わからないだと作れない。
レシピ見たほうが安心。好みだったらまたレシピ見ればOK。(ADHDなのでレシピの保存を忘れるけど)
それに自分で味見して『コレか?どれだ?』なんて何回もやるより早いです。
だから、組み合わせをわかってても意味ないんですよね…。(あどはちの場合)
まぁ基本毎日同じインスタントラーメンなんですけど。味も調理方法も同じですから。賞味期限切れになることもないし。味濃くてもお湯増やすだけですし。
お残しは許さない
お茶碗のご飯粒やフライパンに残ったソースなど、ご飯を残すのがめちゃくちゃイヤです。
皿・フライパン・スプーンに何か残ってたら0じゃないから。脳みそが気持ち悪くてたまりません。
「舐めたのか…?」ってくらい綺麗に食べます。お腹がパンパンでも残せません。
フライパンや鍋に残ったものはゴムベラで。すくっても取れない…って状態になるまでやります。
ゴムベラのソースはスプーンで食べる。ここまでがセット。(行儀が悪いので、良い子はマネしないでね…)
予定が崩れると大パニック
少しでも予定が狂うとパニックになります。怒ったり泣いたり感情をむき出しに。
予定通りにいかないとわかれば、途中で放棄することも。
家族・友達・恋人・上司・部下・同僚など他人がいても変わりません。
突然パニックになるため、周りは困惑。あどはち自身が行動・予定を急に変えることが多いので余計ですね。(ADHDの衝動性)
- 「自分もいつもやってんじゃん!」
- 「他人はダメで自分は良いのか」
ワガママに思われることが多いです。
コミュニケーションが下手
とにかくコミュニケーションが下手。
対人関係は、作っては消え作っては消えの繰り返し。
- 言葉・雰囲気を察する
- 人との距離感をつかむ
この2つが本当にムリ。難易度高すぎワロタです。(笑えない)
嘘をつくのが下手
嘘をつくのが下手です。(良くも悪くも)
思ったことをストレートに言っちゃう。
皮肉・負け惜しみじゃないんです。
言ってる本人はガチ・大まじめ。(だから余計にタチが悪い。)
- 『事実を言うべき!』
- 『言った方が相手のため!』
- 『自分は正しい!』
…なんて思ってます。
周りに注意されても理解不能。
- 『本当のことを言っただけ』
- 『おかしいから指摘した』
- 『間違っててもいいの?』
なぜ怒ってるのか不思議でたまらない。
↓やれ!と言われますが、できません。
- 嘘をついて誤魔化す
- 適当に受け流す
- やんわり断る
- やわらかい言葉で
- 優しい・遠回しな言い方
嘘をついてもすぐ態度や言動でバレます。
「適当に」「やんわり」「やわらかい」って何?毎回話題も違うんですけど??
遠回しに言ったら伝わらなくないですか?
「まずいネ〜」ってニコニコしながら言ったらドン引かれましたよ??(優しいの意味が違った)
こんな感じだったので、子供の頃から言われてきたことが。
- 「相手の立場に立て」
- 「人の気持ちを考えろ」
- 「マイペースすぎる」
特に家族・恋人からめちゃくちゃ言われました。
(友達は言われる前に縁切りされるので)
プラスの内容ならトラブルにならないんですが…。(「おいしい」とか「かわいい」とか)
言葉の裏側って何?
言葉の裏を理解するのが苦手です。(意味・目的・理由など)
いや、()の中そのまま言ってくれよ!ってなります。(言ってもらっても適切に対処できるワケじゃないけど)
言葉の裏を理解できないことに対する周りの反応は様々。プラスもマイナスもありました。
- 「冗談が通じずつまらない」
- 「まじめだけど少し変」
- 「何でも信じる」(から心配)
- 「素直で純粋」(年齢の割に)
- 「天然でウケる」(天然じゃないのに)
説明は「一から十まで」
めちゃくちゃ細かくて具体的な説明が必要。あいまいだとわかりません。
『こういうこと?』と自分の判断でやると「違う!そうじゃない」とか言われ…。
だから、間違うのが怖くなってたくさん質問するように。
でも相手は質問した内容を1回説明してるらしいんです。
- 「さっき説明した」
- 「何回同じこと聞くの?」
- 「わかったって言ったじゃん」
- 「お前以外は理解できてる」
質問してもこんなふうに返される始末。間違えないよう努力してるだけなのに…とイライラ。
- 『そんな説明は聞いてない』
- 『前と違うことを質問してる』
- 『わからないなら聞けって言った
- 『大きなミスをしていいの?』
- 『わからないまま進めろってか?』
- 『教え方を工夫して』
- 『何かあったら責任取って』
などなど、思ったことを感情のままぶつけてトラブル多発。
あとは暗黙の了解もわからない。
わからないでポカーンとしてると、周りから下みたいに言われます。
- 「言わなくても普通わかる」
- 「言わないのが当たり前」
- 「お前以外は理解できてる」
めちゃくちゃ言い返しましたけどね…。
- 『言われないとわからない』
- 『わからないから聞いてる』
- 『私と周りは違う』
- 『全員同じだと思ってるの?』
まわりから浮く
家庭・職場・学校…どんな環境でも周りから浮いてました。
自分なりに考えて発言してるんですけどね…
雑談・連れションは、人間関係を構築するのに重要らしいです。しかしできませんでした。
興味がないので、無意味・無駄としか感じられない。苦痛でしかなかったです。
距離が近すぎる
他人との距離が近すぎました。
異性・同性は関係ナシ。
「外国に住んでたの?」って困惑されるくらい、スキンシップが激しかったです。
学生時代までは「距離が近いヤベー女」で済んでました。
しかし社会人になると恋愛面で支障が。
- 好意があると勘違いさせる
- ワンナイトラブ多発
- 浮気を疑われフラれる
幸い不倫はなかったので、マジで良かったです…。
そして距離は近いクセに、ずっと一緒にいるのはイヤという。2週間に1回会うくらいでちょうど良いです。
一緒にいるのが週2以上になるとストレスが溜まって爆発。
デート中に爆発してそのまま逃走したことも。
1人の部屋は絶対必要。同棲してる時もそうでした。
他人と365日一緒に居るのムリ。(結婚・離婚を経て痛感)
婚活サイトで正直に書いたら「女としてどうなんですか?」って知らんヤツに説教されました(笑)
『ムリなものはムリなんで』って言ってブロック?してしまいましたけど…(うっせーボケって思ったけどガマンした。)
『後から言うよりよくね?』って、あどはちは思います。
でも、違うんですよね…たぶん…。
(当時は親の言いなりで『絶対結婚しなければ』と思っていたので、婚活してました。)
定型発達に近づこうとする
ことごとく人間関係で失敗してきたあどはち。
最終的には定型発達になろうと努力します。(発達障害と知る前まで)
でもめちゃくちゃ空回りして終了。
最初は上手くいきました。でも時間が経つとダメ。
常に我慢して苦手なことをやり続けるのはムリでした。
結局どんなに努力しても周りから浮くハメに。しかも我慢と苦手で無理を重ねたので精神崩壊。
ウツになって退職し、まだ社会復帰できていません。
まとめ
積極奇異タイプのASDの特徴をお伝えしました。
あどはちと特徴が違う・真逆のASDの方はたくさんいます。
むしろ違う方のほうが多いのではないでしょうか。
1番最初にお伝えした通り、ASDのタイプは1つではないです。
根本は同じでも、現れ方がかなり違います。
ネットの情報にとらわれすぎないのがベスト。
お医者さんに診断してもらうのが正確かつ安心です。(タイプまで伝えて下さる病院はまだまだ少ないですが)
ADHDの特徴(あどはちの)はコチラ↓
特徴・症状・困難はあどはち個人のモノです。
ASDのタイプは医師の診断以外に、こちらのサイトを参考にしました。↓